2011年7月30日土曜日

cute bouquet


バラ(イヴピアッチェ、エクレール)・ダリア・アンスリウム・ミスカンサスなど
働くかっこいめの女性の退職祝いに。



先日、3年越しで『カラマーゾフの兄弟』を読み終えました。
感想は、
まず、読んでよかったとおもいました。
上巻はなかなか進まずに中巻は途中から面白くなって、
下巻は一気に読んじゃいました。
思ったより、俗っぽくてびっくり。もっと難しい物語かとおもってたので。
少しキリスト教の知識がないと読みづらいとこがあるかもですが。
ゾシマ長老が亡くなり、アリョーシャが教会を離れていくところらへんからどんどん引き込まれて行きました。
有名な大審問官のところはさらっと流してしまったのだけれど、
イワンつながりで、裁判の前にイワンが悪魔(幻影・自分自身?)と話すところは
すごく面白かった。あそこでアリョーシャが来なければ自殺していたのは、
スメルジャコフではなくイワンだったかもしれないとか思いながら。
なんか、うまくいえませんね。話がおおきすぎて。
女たちは、怖かったな~。こんな女たちがそばにいたら、僕は振り回されておわってしまう。
なにはともあれ、お勧めです。


読書ネタでいくと、『八日目の蝉』も久しぶりに降りる駅を過ぎてしまうほど
面白かったですね。
前に、
「電車で面白い本読んでると電車降りた後、ホームのベンチに座って読んでしまう」
といってた人を思い出したのですけどそんな感じ。
なので角田光代の『対岸の彼女』も読んでみました。
初めのほうに主人公の主婦がデパートで気に入ったブラウスを見てる時
“そのブラウスの15,800円が高いのか安いのかさっぱりわからなかった”
と思い、働きに出ることを決めるのだけれど
そこを読んだ時になんで角田光代の小説が女性に強く支持されているのかがわかった気がした。
この小説には、みんな思ってて言いたいんだけど
人に話したとたんに、どうでもいい事に思えたり、話すのが怖かったりということに
ちゃんと向き合って、そんなことないと言っているような心強さを感じました。
自分にとって大変なことや大事なこととかは、ちゃんと大事にしなければいけないし
理解するように努めなければいけない。
自分にとって大事なことは必ずしも他人もそう思わないという大前提を肯定しつつ。。。

あと、駅で衝動買いした『ほかに誰がいる』
が面白くって(ちょっと鬱系だけれど)そのあと本屋で
『田村はまだか』を書いた朝倉かすみだとしって
気になってたけど読んでなかった『田村はまだか』を読んでみたら
すごい楽しくって、最後はもうストンと気持ちいい読了感で、
大人になる歳をとっていくことがとても愛おしく思いました。

中身のない感想達でごめんなさい。

おしまい。

カラマーゾフの兄弟を読み終わって
聞こえてきたエンディングテーマはこんなんでした。
この曲はやっぱclashが一番です。

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