木の根はすごく力強くて、土の下のおいしいところを根こそぎ持っていってんじゃないかと、
思わせて、美しい花や葉を見せてくれて、
古い木になると、まるで意思があるかのような存在感で、
ラナンキュラスとかバラとか、あんなにあんなに堅いクレムリンの上に乗ってるやつみたいなのに、
なんともふっくら咲いてきて、花弁の重ねといい質感といい、
いまだに、人間は真似できんし、
春になると、やわらかい葉が土を押しのけて姿をみせて、
芋みたいなやつから、鮮やかな花を咲かせて、
どうなってんだろう。
いままで、なにもみれてなかったのかもしれません。
何年か、花を扱ってきたのですが、
本当は何もわかってなかったのだと気付き、
まあ、気付いただけ良かったではないかと、
自分を慰めつつ、
がんばります。
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