2010年6月4日金曜日

うえの




久しぶりに上野公園に行く。
目的は、東京国立博物館でやっている“細川家の至宝”を観るためです。
骨董品の知識は全くないのだけれど、すごい楽しかった。
特に、白隠慧鶴の画や書は、出会えてよかったです。
失礼かもしれないが、とても愛嬌があって思わず笑ってしまいました。
高名な禅氏だと知ったのだけれども、画や書から受ける印象は、
皆から愛される好々爺、といった感じ。
もしかしたら、人を喰ったようなくそじじいか。もしれない。

仏教つながりで、仏像もありました。
いつか聴いた話で、仏像は仏像の表情はとても曖昧な感じがするのだけれども、
笑ってんのか、人間達を俯瞰してんのか、戒めてるのか、慈愛に満ちた目で見てんのか、
色々ととれるのだが、
その昔、電気なんてなく、蝋燭の炎が灯りだったころ、
その揺らぐ炎で仏様の表情が移り変わるように、つくったらしい。全身全霊を込めて。
それを聴いたとき、なんて想像力豊かな先人達であろう!と思った。


そんなことを考えながら、まわり、
ほかにも、興味深く飽きない展示が続き、あっという間でした。

素敵な器・花入れ・壺が30点くらいかな、ありました。
その中で“黄天目 珠光天目”中国で13~14世紀につくられたものが、すごく良かった。
なにがっていえないが、6日までやってるので見てくださいとしかいえません。
それにしても、すごい美しい完成された素晴らしい花入れに、
どんな花を活けたらいいかと考えたのだけれど、
わかりませんでした。
完成された空間とか、花入れに、入れるもの・加えるものは無いのかもしれません。

いや、ただ自分が未熟なだけかな。
きっとそうだな。




そういえばこの前、飯倉あたりをジョギングしてたときに、
新しいマンションが建っていて。こんな狭い土地によくもまぁって思って通り過ぎようとしたのだけれど、
その脇に小さい神社があって、10メートル位の参道がありました。
周りもビルばっかで、もうこの参道には陽が当たんないのかなって思うと、
少し寂しくなりました。
手がける物件を考えたほうがいいんじゃないかな、ハウスメイトさん。





ということで、きょうのまとめは、半年前地元に帰った時に駅前にあり、
驚いたものです。

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